私事といえば私事なのですが、佐伯は先月こっそりと「技能検定試験」の「酒造2級」を受験しまして、どうやら何とか合格できたようです。自分にパチパチパチ。
『技能検定は、「働く人々の有する技能を一定の基準により検定し、国として証明する国家検定制度」です。技能検定は、技能に対する社会一般の評価を高め、働く人々の技能と地位の向上を図ることを目的として、職業能力開発促進法に基づき実施されています。』
……国家資格だったんですか(知らんかったん?)。酒造以外にも建築大工技能士とか園芸装飾技能士とかパン製造技能士とか……エーエルシーパネル施工技能士とかテクニカルイラストレーション技能士とか、どんな作業をするどんな知識が必要なお仕事なのか素人には想像もつかないような職種の検定もあります。
二年ほど前から受けませんかと誘われていたのですが、仕込の一番忙しい時期に試験があるので断念していました。今年は一念発起して、蔵のみんなにたくさん迷惑をかけていろんな方にお世話になって、おかげで試験が受けられたのですが……ときどき自分のあほさ加減に嫌気がさすことがあります。まず、一月半ばに人様に教えていただくまで申し込んだことを忘れていました。で、あわてて受験勉強を始めたんですよ。試験は学科と実技があって二月の最初の日曜と第二日曜にそれぞれ別の会場で行われたのですが、このあほは学科試験の開始二時間前に受験票を最終確認するまで実技試験の会場に行く気満々でした……。後で職場の机の横に張っているカレンダーを見たら学科→実技(正解)、スケジュール帳を見たら実技→学科(不正解)と書き込んでいたので、一月の半ば頃は正しく認識していたようですが、恐らく一月末時点で記憶のすり替えが起こったのではないかと。奈良市内へ向かう電車の中、残り一週間で読み返すつもりだったテキストを一時間で読みましたよ……要点だけ。これで落ちてたら忙しい最中快く送り出してくれた杜氏にお詫びしなきゃいけないところでした。五体倒地か三跪九叩頭で(いやそれ謝罪方法じゃないから)。よく受かったなあ、と。お世話になった方々のおかげです。ありがとうございました。
次回予告――蔵人の七つ道具シリーズ再開します。お楽しみに。
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