梅乃宿とは
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梅乃宿のパイオニアたち

酒を造るということは、日本の文化を継承するということ。 酒文化の伝道する梅乃宿のポリシーをご紹介します。

SEASON 03

梅乃宿を支える女性たち

Vol.9 情報を蓄積し、スキルを積み重ね、梅乃宿のストーリーをつくる人材になりたい。

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営業統括部 栗田 彰子

大学院で、データ解析の技法を大量のデータに適用して有益な知識を取り出す、データマイニングを学びました。もともと日本文化や日本酒文化に興味があったため、日本酒業界でも大学院の研究を活かせるのではないかと考えて梅乃宿に入社。面接では、若い世代の人たちに日本酒の魅力を伝え、広げていきたいという思いを訴えました。亡き祖父が飲んでいたお酒が梅乃宿の紅梅だったことも、志望動機の一つでした。

入社後は内販課を経て国内営業部へ。営業事務として営業スタッフをサポートしながら、新商品のビンやラベル、POPなどの企画・デザインに携わっています。このため、フォトショップやイラストレータなどのアプリケーションの使い方もゼロから勉強してマスターし、グラフィックデザイナーに並ぶ知識を身につけました。タンクの中で熟成している日本酒の販売までのスケジュールを考え、ラベルをデザインするためには、会社のコンセプトを理解し、そのお酒の味を利き、造り手の思いを反映する必要があり、この業務のクリエイティブな面に面白さと魅力を感じています。新しいものをつくるという業務を任せていただいたことが嬉しく、仕事への責任感も増しました。

入社後1年で結婚し、昨年10月に第一子を出産しました。出産に理解のある職場であることも幸いし、皆さんにサポートしていただきながらギリギリまで仕事をすることに決め、10月から産休を取っています。妊娠がわかった時から、自分の中に仕事を辞めるという選択肢がないことに気づき、産後は一定の期間を経て復帰しようと考えていました。現在はその育休期間を楽しみながら、復帰後に役立つように自身のスキルを磨いています。将来子どもに返してあげられるような知識や経験が身につけられることも、母親が外で働くメリットだと思っています。

前任者が海外営業部に移動し、国内営業の事務を引き継いだ時は、大勢の営業スタッフの事務作業を1人でこなさなければならないことに戸惑いましたが、プログラミングのスキルを活かして伝票ソフトに手を加えることで、作業を簡略化して対処しました。自分の中には、常に事務作業を改善した時と同じチャレンジ精神があり、悩むよりも「まずやってみる」ことを大切にしています。梅乃宿が失敗を許容してくれる会社であることも、私のチャレンジを支える一因になっています。情報やスキルは、時として武器になり、パワーになります。多くのスタッフに、「栗田さんに聞けばわかる」と言ってもらうことが嬉しく、探究心は増す一方です。

今後は、社内にマーケティング部門ができるというプランがあるため、いずれはその部門で市場調査や商品開発にも携わりたいと考えています。市場調査の結果を商品開発や広告宣伝に反映させるシステムをしっかりと構築し、梅乃宿のストーリーをつくっていくことにも貢献できたら嬉しいです。梅乃宿のコンセプトでもある日本酒の新しい価値を創造する人材を目指して、今後もキャリアを積み重ねていきます。