『梅乃宿の「ここだけの話」』では、梅乃宿酒造の商品にまつわるこだわりや開発秘話をご紹介します。
続いて、大豊町の第三セクターとして現地のゆず事業を担っている「大豊ゆとりファーム」を訪問しました。代表の吉村様に実際の農地を案内していただきながら、現場の課題について伺いました。
梅乃宿酒造側からは、「ここ2〜3年でゆずの原材料単価は高騰し、市場での確保自体が難しくなっており、そうした状況のなかでも、生産者様と直接しっかりと繋がっていきたい」という考えをお伝えしました。

これを受け、吉村様からも、自然を相手にする生産現場の厳しい課題が語られました。
一番の大きな問題は、地域農家の高齢化による人手不足で、スタッフだけでは手が足りず、せっかく実ったゆずを収穫しきれずに山に残してしまうケースが過去にあり、もったいないと感じているとのことです。
さらに、JA(農協)の集荷期間が通常11月中旬〜後半に締め切られてしまうそうで、山にはまだゆずが残っているため、12月に入っても収穫は続き、集荷が終わった後の『行き場のないゆず』をどう販売していくかが課題というお話もいただきました。
また、ゆず特有の収穫量が年によって激しく変わる「表年・裏年」の波(今年は収穫量が落ちる『裏年』の見込み)や、畑の道が狭いために集荷には2トントラックしか使えないという地理的なアクセスの難しさも共有されました。

その後、実際にゆずの畑と急傾斜地を視察しながら意見交換をいたしました。実態を知り、お互いが抱える課題をどう解決していくかを考える場となりました。
現在、私たちの「あらごしゆず」にも、大豊町産のゆずを果汁としてブレンドしています。1本のボトルに占める割合としては決して大きくないかもしれませんが、大豊町のゆず果汁が加わることで、深みが生まれるのは間違いありません。

さらに大豊町は、高知県内でもふるさと納税にも課題を抱えているとのことです。 町長からは「将来的には、ぜひ大豊町のゆずを使ったゆず酒を梅乃宿酒造に造っていただけるような、深い協力体制へと発展させていきたいですね」というお話が出ました。
実際に現地へ伺って膝を突き合わせることで、梅乃宿酒造の課題を理解いただくとともに、私たちも産地の切実な課題をダイレクトに理解するという貴重な意見交換の時間となりました。
その後、実際にゆずの畑と急傾斜地を視察しながら意見交換をいたしました。実態を知り、お互いが抱える課題をどう解決していくかを考える場となりました。
